米金融大手フィデリティが機関投資家向けのビットコイン(BTC)取引サービスを「数週間で」始めると6日付のブルームバーグが関係者の話として報じた。
記事によると、フィデリティの子会社フィデリティ・デジタル・アセッツがビットコイン取引を手がける予定。2018年10月に設立し、今月3月、一部のクライアントに対して仮想通貨のカストディ (資産管理)サービスを開始した。その後、OTC(店頭)取引を計画している。
フィデリティのビットコイン取引は、OTC取引のように大口取引を対象にしている。今後、数週間のうちに立ち上がる予定だという。
フィデリティの広報は、「クライアントのニーズに応じて、今後数週間、数カ月のうちに新たなサービスを展開する」と話したそうだ。
フィデリティは仮想通貨に対する確かな手応えを感じているのかもしれない。
今月2日、米国の機関投資家の22%がすでに仮想通貨を保有しているこという調査結果をリポート。また40%が次の5年間でデジタル資産に投資をしてもよいと回答し、ほぼ半数にあたる47%が将来的にポートフォリオにデジタル資産を入れたいと考えていると報告した。
またフィデリティ・デジタル・アセッツの代表であるジェソップ氏は機関投資家の投資意欲について「価格が高かった時と同じくらい前向きだよ」と話していた。
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